憲法 national constitution 2004 4 5
日本経済新聞社が行った全国世論調査によると、
憲法改正の賛成派は、55%となっています。
憲法論議は、いろいろあると思いますが、
「一部改正」では、あまり好ましいとは思えません。
このような改正では、古い旅館に増築を重ねるようなものです。
改正ではなく、「憲法起草」を考えるべきです。
多くの国民の意見を集約する憲法制定会議を設置すべきです。
今の憲法は、悪くはないが、ベターとも言えないでしょう。
それは、今の憲法が外来のものだからです。
原案は、アメリカが作ったものです。
しかし、憲法というものは、国家を支える柱です。
憲法に、「日本精神」を反映させるべきです。
今の憲法は、日本精神というものが骨抜きにされています。
それは、当時のアメリカが、
日本を統治・支配しやすくするという意味でもあったのです。
戦前の日本は、工業国と言えるほど、工業は発達していませんでした。
また、経済的にも、中規模な国でした。
それなのに、日本軍が、あまりに強かったので、
アメリカは驚いたわけです。
そこで、アメリカは、日本の強さを分析したわけです。
その結果、日本の精神力の強さに気づいたのです。
そういうわけで、アメリカは、日本の精神力や、日本精神というものを、
いかに骨抜きにするか、いろいろな対策を考えたのです。
その典型が、今の憲法です。
その他にも、戦後の社会制度には、
日本精神を骨抜きにする「いろいろな仕掛け」があります。
だから、憲法の護憲を強く主張するのは、
アメリカの占領政策を支持するのと同じなのです。
護憲派というのは、基本的に、
アメリカの世界戦略の賛同者とも言えるでしょう。
さて、憲法を起草する時に注意すべきことがあります。
憲法原案を、学者が作って、憲法制定をすると、
また、「押しつけ憲法」と言われてしまいます。
憲法原案を、広く国民から求めるべきです。